「シリアの花嫁」
久々のブログです。(*´ェ`*)
昨日、映画を観に行って来ました。
題名は「シリアの花嫁」。
イスラエルとフランスとドイツの合作です。
舞台はゴラン高原の"マジュダルシャムス"という村で、
もともとはシリアの領土でした。
それが1967年の第三次中東戦争で、イスラエルに占領され
シリア側と分断されてしまったんだそうです。
そのため、地域の多くの人が無国籍のままになっているのです。
そういった政治的背景の中、
シリア側へ娘を嫁がせる、ある一家の一日を描いています。
反体制派で警察に目をつけられている父ハメッド。
二人の娘を持つ姉アマルは、夫との関係に悩み、
その下の弟ハテムはロシア人女性と結婚して
勘当され村を追われていました。
次の弟マルワンは、外国で商売をしているプレイボーイ風な奴。
でもどこか憎めなくて おもしろい。
"彼の前歯に隙間がある"ということが、
物語の中でちょとした笑えるエピソードになっています。
そして花嫁になる妹モナ。
写真でしか見たことがない男性のもとへ嫁いでいきます。
シリア側へ嫁いだら里帰りは許されず、
二度と家族には会えない身となります。
モナの結婚を通して それぞれが抱える問題を描きつつ、
また絆を取り戻していく家族が描かれている気がします。
でもその背景にある国境というものが、いったい何なのだろうと
思えてきたりします。
そして男性と女性の対照的な姿...。
保守的な環境にありながらも、自身の幸せに向かって行こうとする
姉アマルと妹モナの姿に胸が熱くなる想いでした。
観終わった後に静かな感動の余韻が残ります。
こういった国々の映画は、その国の抱える情勢が見えて来て
自分が知らなかったことを教えてくれます。
無知でいた自分に何かを残してくれるのです。
4月にまた、今度はアフガニスタンの映画を観るつもりです。
タイトルは「子供の情景」。
実は昨日、予告編を見ただけで うるうる来てしまいました。
あと、ちょっと個人的なことなんですけど、
姉のアマルが、きれいな花嫁姿になったモナといっしょに
ビデオカメラに向かって言った言葉があります。
(夫になる男性に向かって)
「今日が妹と今生の別れになる.....私の宝物をあなたに託すのです。
どうか大切にして守ってあげて...」と。
妹のいる私にはちょっとたまりませんでした。
もうずいぶん昔、私が就職して独り暮らしを始めた時、
たまに実家へ帰るとうれしそうにしてくれた妹。
まだ中学生だったかな。
ちっちゃい頃は ケンカばかりしてたのに〜 (*^-^)
私がアパートへ帰る時は必ず 駅まで見送ってくれました。
「いいよ」っていうのに着いて来るんです。
そして電車が動き出すまで ずーっと遠くで見ているんですよね〜
いつも涙が出ちゃって。
もう15、6年ぐらい前に 私は「詩とメルヘン」という雑誌に
絵を投稿していたことがあります。
雑誌に載っている詩を選んで、それに絵を付けるというもので
3回投稿して最終選考までは残ったものの、佳作にはなかなか入りませんでした。
そして4回目に、とても気に入った詩に出会い
迷わずその詩に合った絵を描くことに決めました。
タイトルは「ひまわり」だったかな...。
(まだ下書きですけど) 今度は今までで一番気に入ったものが描けた気がしましたが、
詩を読んでいるうちにとても悲しい気持ちに陥って、
結局、投稿をやめてしまったんです。
その詩は、作者の小さな頃の妹の思い出を綴っていて
"今は亡き妹の思い出"のようでもあったので、なんだか描くのが怖くなってしまったんですよね。
私ってヘンですかね〜。
その時の下書きがHPにも載せている下の↓絵です。
この絵の他に、ひまわりのスケッチもしました。
後は本番の絵を描くだけだったんですけど...(苦笑)
今日の映画を観ていたら なんとなくこんな事を
思い出してしまいました。
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